2008年1月15日火曜日

コップ


さて、まずコップモデルの作成が必要です。今回のモデルはコップで注湯するので、いわゆる傾転鋳造と同じです。溶湯の入ったコップが順次回転して内部の溶湯を空のコップに移す事になります。
空のコップ、溶湯の入ったコップ、とコップからコップへの溶湯移動する空間の3種類をモデル化する必要が有ります。
作成したモデルを画像で示します。ピンク色の部分が空のコップです。銀色の部分が溶湯の入ったコップの溶湯部分で、緑色の部分が溶湯の入ったコップのからの部分です。青色の部分が二つのコップを連結する連結部分で溶湯が流れる部分となります。この他にコップの部分を作成してあります(画像には表示させていません)。
何かおかしい。そうです、溶湯の入ったコップが既に90度傾いている!?
計算上溶湯の入ったコップ、及び連結部分には傾転鋳造を想定して重力が時間変化してかかる設定になります。結果表示はこれに呼応してコップ及び連結部が傾転する様になっています。計算としては−90度から0度へ回転すると指定します。すなわち、画像に示しているのは最終状態で、初期はこれより−90度の場所になります。この時、溶湯充満部は初期用と言う充填領域として妥当な領域となります。
明日はこの充填挙動結果を見てみましょう。

0 件のコメント: